解像度が増す事ばかりが語られているが、個人的に楽しみなのは、1秒間のコマ数が120になるということ。
動きの速いスポーツ中継で重宝するはず。
例えば良く聞かれるのが、「フィギュアスケートの4回転ジャンプは会場だとどのくらいの人が視認できるのか」ということ。
これに対して私は、「会場だったら100%わかる」と答えている。
一般的なテレビは秒間30コマなので、4回転ジャンプは約5コマで一回転することになる。
時計で例えると、もし針が1コマで12分ずつ進んだとして、何回転したか数える事は可能かどうか、ということになる。
慣れないと、相当難しい。
しかし、肉眼だと高速とはいえ時計の針がきれいに回るので、回転数を数える事はそんなに難しくない。
もし秒間120コマになれば、一回転が20コマ、針が進む量が3分ずつになるのでさすがに視認できるのではないかと思う。
あるいは、ゴルフで例えてみる。
肉眼でゴルフのドライバーショットを見た場合、球を見失う事はまず無い。
しかし、テレビ中継では球を追うのが困難である。
秒間30コマの場合、あの小さい球が1コマで約2m進むので、打った直後に消えたように見えてしまう。
最近は軌跡をデジタル表示するなどの工夫をしている。
これが秒間120コマなら、進む量が50cmになるので視認できるかもしれない。
早速、総務省に電話して、「秒間120コマ」について聞いてみた。
残念ながら、技術的には可能だが、現在はまだ120コマ放送はしていないとの事。
ただ、60コマ放送はNHKで見られるとの事だった。
なるほどと、近所の家電量販店に行ってみた。
店員さんに聞いて、4Kテレビを見せてもらったが、ちょうどその時間は古い映画しかやっておらず、60コマの良さがわからなかった。
そして、8Kテレビは置いていなかった。
ひとまず家に帰り、家から行ける範囲の家電量販店に電話してみた。
一軒目、8Kテレビは有り、コンテンツは見られるが、まだアンテナを設置していないので番組は見られないとのこと。
二軒目、電話がずっと話し中。
三軒目、8Kテレビ有り、アンテナもあるので見られる。
ちょうどその日はフィギュアスケートの再放送がされていたので、その時間にあわせて見に行った。
店員さんに聞いて、テレビ売り場に行き、8K放送を見る。
これは驚き。
あまりになめらかなので、スローリプレイをしているのかと思った。
ちょうど紀平選手がフリーの演技をしているところ。
三回転ジャンプがはっきりと見える。
キスアンドクライで、かすかに体が震えているのも、喜んでアップになったとき、ちょっと鼻水が出ていたのもバッチリ。
次はゴルフ中継が見たいと思った。
葛藤
90年代前半の映画やニュースを見ると、カクカクで早送りをしているかのように見える。
一秒間のコマ数が少ないため、間を脳内で補完するのだが、もう脳みそが秒間30コマに慣れてしまっているので、それよりも少ないコマ数はカクカクに見えてしまう。
多分、4Kや8Kに見慣れたら、通常のテレビ放送がカクカクに見えてしまうと思う。
個人的には、来年のラグビーワールドカップまでに購入かなと考えている。