イラン人におすすめの選手を聞く

2018年11月3日土曜日、茨城県のカシマサッカースタジアムで、アジアチャンピオンズリーグの決勝が開催された。

鹿島アントラーズの対戦相手は、イランのペルセポリス。

テヘランを本拠地とするチームである。

イラン人のためのビジターチケットは、発売後あっという間に完売。

多くのイラン人が訪れることが予想された。

往路、鹿島神宮行きバスに、早速、イラン人のグループが乗ってきた。

神宮駅に着いたら、彼らが降りてくるのを待って、聞いてみた。

まずは記念撮影をお願いして、有力な選手は誰かとの質問。

英語で聞いたら、「日本語で大丈夫ですよ」とのこと。おっと、在日の方か。

まずは4番Hosseini。そもそも聞いたイラン人の一人は4番のレプリカを着ていた。

次に1番Beiranvand。優秀なキーパー。

あとはDFの15番Ansariとのこと。

誰が点を取るか聞いたら、70番か90番、前の試合は88番が取ったと教えてくれた。

スタジアムに行く道すがら、信号待ちでイラン人らしき人がいたら、片っ端から同じ質問をしてみたが、ほぼ同じ回答。

しかも、半分くらいは日本語が通じた。

そのまま、ビジターゲートへ。

たくさんの本格的なイラン人がいたので、聞いてみる。

ここも、ほぼ日本語が通じる。

色々聞いたら、「貴様、浦和レッズの回し者だな」とか日本語で言われた。

どの選手がおすすめかを聞いたら、「あんまり教えると、不利になるから言えない」とか。

鹿島が6点取って勝つよと言ったら、「鹿島はそんなに点を取れないよ。セルジーニョくらいしかいないでしょ」とも。

みんなやけに詳しい。

葛藤

海外の方に「個人的に好きな選手」を聞くのは難しいなと思った。

試合を見て、私が気に入ったのは、5番Resanと11番Kamyabiniaだった。

多分、それぞれ皆、お気に入りの選手がいると思う。

でも、「おすすめの選手は?」と、海外の人に聞かれたら、それを答えるのでは無く、一般的に有名な選手を答えてしまうと思う。

例えば、たまたま中国の方や、韓国の方に、「日本のサッカー選手でおすすめの選手は?」と聞かれたら、多分、「本田」とか「香川」と言ってしまうと思う。

決して、「三竿」とは言わない。

海外の人に限らず、例えば私は、女子バスケの東京羽田ヴィッキーズを応援しているが、知らない人に「おすすめの選手は」と聞かれたら、多分日本代表の選手を答えてしまう。